2005年10月24日

種村有菜「紳士同盟+」(1)(2)

りぼん連載中「紳士同盟+(クロス)」のものすごいテキトーな所感かきまーす。
最近の漫画の初回版って、キラキラのポストカードとかついてくるんですね!
もはやCLAMPだけが特別なことできる時代じゃないのかッ。
必死なのはゲーム業界だけじゃなく、出版界も同じか〜。

まず、いいところから。
・画面が華やかだ。
・線の処理がきれい。仕上げに手間かかってそう。
・作者が仕事大好き、りぼん大好きと自ら言い切っている。
・柱を埋める努力。サービス精神はプロ根性。
・BLわからないって!
・だのに取り組んでみるたくましさ。
・雰囲気。

<あらすじ>
乙宮灰音は15歳。香宮家から乙宮家に養女に出され、倒産寸前の乙宮家具を立て直すために、学校の下働きのバイトに励む元ヤン。金・銀・銅と階級制度のしかれた「私立帝国学園」に通い、皇帝として学園に君臨する(生徒会長のことです)東宮閑雅さまのことが好きらしい。
しかし、皇帝には男の恋人がいたり、以前に出会っていることまで忘れられてる始末。
皇帝誘拐事件(狂言)をきっかけに生徒会に入れることになり、なんだかんだで皇帝のプラチナ(彼女のこと)にのし上がる。
近づいては遠ざけられ、なにがなんだかと思っていたら、どうも閑雅さまは影武者で、本物は別にいるみたい。まじで!!

というのが1,2巻のだいたいのあらすじです。
これだけ書いても、いかに設定が無茶くさいつーか、ありえねえっていうか。小刻みに設定を強制的に頭に叩き込まされるもんで、一話読むとその情報量に脳が疲労するほどです。
なんていうか、ぶっちゃけ、ストーリーがないよね…
ネタとネタの繋がりが悪いし。それは、灰音が誤字っ子だとか、ギャグ(なのかなー)とシリアスの兼ね合いが不自然で、融合されてないのが原因のような気がします。
構成力がないのかなぁ。マンガっていうか、マンガになってないような…

キャラクタが多いですね…いろいろ見られて楽しいことは楽しいんだけど、いらないんじゃない? とか思わすのはいかがなものか。
たとえば、保険医なんか。他のキャラで併用できなくないですかね。保健室で、潮と関係持ってるならまだしも、他の生徒とやってるのを知ってるだけって一体…閑雅を操る方で重要な役目を担ってるのかも知れないですが。私の目にはすっごいムダなキャラに映ったのさ!
種村さん、イマドキほんとにBLと無縁でやってきたのかな…すごいなある意味(笑) そんな清い種村さんを、編集がそそのかして今回BL要素を入れさせたのかもね。ああ、そこで踏みとどまって、できれば汚れないでください…

そのBL要素として出てくるのが、辻宮真栗。いちおう、真性みたいです。むしろ、十夜の方がそれらしいと思うんですけどねぇ。それは私がショタだからですか。そうですか。ていうか、すでに閑雅との出会いはBLなのだが。それは、知っててやってるのかな? 真栗の方がフェイントだったら侮れない

で、真栗はまおらと位置が被ってると思う。どっちかでいいような。うーん。
まおらは本名が一ノ宮由貴で、見た目フリフリの女の子なのに実は男でしたっていうアレなんですが。だったらいっそ、まおらが閑雅の恋人のフリしてた方が、三重の意味でサプライズだったのにな、とちょっと思ったわけで。
閑雅は女よけとして、有無をいわさぬ「俺はホモである」という理由を作るために真栗と恋人ごっこ演じてたから、実は男だけど女の子に見えるまおらじゃ意味がないのか? ん? 生徒はまおらが男だって知ってるのか?? 運動会のシーンでは、知ってそうな感じだったような…ああ! ややこしいな!!

そう、ややこしいんですよね、このマンガ…
潮は灰音に執着があって、閑雅にある気持ちをどうにか自分だけに向けさせようとしてるみたいですが。嫌いにさせたいがために、閑雅に無理矢理迫られたっていう場面を演出してみたりするのは、効果あるのだろうか。
その閑雅はニセモノなので、灰音が「閑雅」を嫌いになるように、潮の策にも乗り、わざと傷つけてやるという魂胆を持っていたりするので、もう…頭ぐちゃぐちゃ。

ほんのり、「りぼん」にもベッドシーンを連想させるような気だるいカットが出てくるようになったか…と。時代だねぇ。
なんだかんだいって、私はこのマンガ嫌いじゃありません。けっこう好きかも。この世界に浸るのはアリだ。なんか、癒される。見てるだけでいいよ。
あ、テキトーとかいいながら、がっつり書いてしまった。

しまったぁぁ。大事なことを書き忘れてた。
まおらが飼っている、ミニ羊のオコリマクリ君カワイイ。ビジュアルといい、ネーミングといい、変テコさといい、もう、萌えェ! ハートがっちり鷲掴みッ!
いや、べつにシンと同列じゃありませんけどね。相変わらず私は「萌え」という言葉の意味を履き違えて使っていますね。うん、気にしないで。
posted by 百武晶 at 21:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月13日

「エンジェリックレイヤー」(1)〜(3)

連載が99年だそうで、けっこー前ですね。
個人的に「ツバサ」に入り込めなかったので、どうかなと思ったのですが、これは楽しめました。ちなみにリアルタイムで最後に読んだCLAMP作品は「カードキャプター」でした。

アニメを放送当時に最後の方だけ見たんです。大昔に「プラレス…」なんとかっていうアニメがあったと思うんですけど、それに似てたせいか、懐かしかったのを覚えています。
主人公のエンジェルはヒカルだし。
ヒカルと来て、またキャラクターのリサイクルを…と思ってたんですが、みさきがエンジェル作成のイメージに「好きなアニメの主人公」を用いたから、という設定に納得しました。う、上手い…
話は至ってシンプルですが、進行は早いし、構成がしっかりしてあるので、多少の無理やりな段取りには目を瞑ってしまえます。
みさきがエンジェリックレイヤーにのめり込んでいく過程が、早足すぎる感はありますね。もう少し丁寧に描かれていても良いですけど、事情があったんでしょう。それでもテンポがいいせいか、むしろ先が知りたいせいか、構わないとすら思ったわけで。

自分の趣味で天使(エンジェル)をカスタマイズして、領域(レイヤー)内で自在に操る…そんな素敵なおもちゃがあったらいいなと夢見てしまいます。現実に存在したら、間違いなくちびっ子より大きなお友達が一生懸命になること請け合いですね。人形のお世話を寝食忘れてやりそうですよ。
あの卵の形状をした容器もかわいくていいですよね〜

言葉のなまりが異様にかわいらしいみさきですが、その容姿と天然キャラからは想像もできない、数々の力強いセリフからも分かるように、実は男前なのです。
負けん気の強い、勝負師です。ファイターです。そしていい子。
その活躍をつい応援してあげたくなる、健気な子ですわな。

三巻の最後で、城乃内最が見つけたという、みさきの弱点ってなんだろー
気になります。早く続きが読みたいです。
posted by 百武晶 at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月30日

NARUTO 273:ラストバトル!!

天王山が雨天中止です。首位攻防戦がおあずけです。つまらんです。野球の話です。

ジャンプ39号を読んで、異様に気になった部分があったから書いときます。
ジャンプ、いちおう毎週目を通していますが、真面目に読んでいるのは「NARUTO」と「BLEACH」だけ。「Dグレ」と「デスノ」は絵だけ見て、あとはペラペラっとめくって気になるページだけ読んだりとか、そういう作家に失礼な読み方をしております。

「NARUTO」は単純に面白いです。絵は見やすいし、話の構成もわかりやすいし、演出も考えてしてあるし。平均値が高い。なんてゆーか、作品に対する姿勢がまともだと思います、この岸本斉史という人は。
バトルものとしても面白いけど、ふと立ち止まってセリフの意味について考えてしまうことが多い。よく読み返す。
我愛羅の囚われてる孤独だとか、骨麻呂くんの遺したセリフとか。
ようは、感情のえぐりだし方がとても好きだ。

で、これは私が勝手に思いこんでいることだが、この人は藤原カムイのあの独特の空気感というか、世界観の描写、間の表現を受け継いでいると。
作家としてのスキルが上がってきた最近では、ことにそう感じるんだけども。
だって、うちは一族の写輪眼って剣王の車輪眼じゃん。
タユヤってアステアじゃん。
……誰にもわかんないんだよねーこれ。

本題は273話の6P目ですが,私はこのシーンが気になって気になって仕様がありません。
傀儡三体の舌に、それぞれ「仏」「法」「僧」と文字が出て、繰り出されるその必殺技の名称が「三宝吸潰」。
えーと、これねぇ。
仏教用語に「三宝帰依」ってのがあって、三宝は「仏・法・僧」のことを指しています。
仏は仏陀。法は仏陀の教え。僧は仏陀の弟子って意味ですが。
こんなの、ふつー必殺技のネタに使うか?
読者のほとんどは、仏法僧が三宝にかかってることすら分からないだろうに、いったい何を思って?
なんで、この人はここでこれを使ったのか、それが気になって仕方ない。
意図はなくって、たぶん語呂が気に入ったとか、そういう軽い理由だとは思うけれど。
あれかなぁ。忍者について資料漁ってたら、仏教関係のディープな資料に行き着いちゃったのだろうか。
家が檀家とか? あー確か田舎出身だっけ、この人。
謎だ、謎すぎる…今晩寝られない…
posted by 百武晶 at 20:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月25日

NANA(13)所感。

私は少年マンガが好きなので、特別な場合以外は少女マンガは読みません。
というか、読めません。花ゆめ系はあざとくて特に読めないです。
この作家の作品だと「天使なんかじゃない」が好きでした。「下弦の月」も面白かったですね、そういえば。
「天使…」が連載されていた頃の少女マンガ雑誌は、まだ平和で健全だったんですよねぇ。
今では青年誌より、少女マンガこそを規制するべきだって意見が正しいような気がする有様ですけども。

それにしても…二千万部超えですか。こうなると、マンガ好きだけに読まれているのではなく、世間的に認知されたということでしょうね。
この世界観とストーリーに十代が、私はナナタイプとか私はハチタイプとか言いながら飛びつくのかと思うと、何となくゲンナリします。
この極端な二人のどちらかに、現実の人間の生き方が当てはまるのものなのか…

何もかもをスタイリッシュに描いてしまう世界ですが、作家自身はこれほどまでに大きな影響力を持ってしまったことを自覚しているんでしょうか。
白い粉がまた、罪も薄く出てくるんですけど。いいのかなー。

おもしろいのか、ときかれても…合間のギャグがなかったら、読めません。
ハチという女が、あんなに大切に優しくされていいのか? なんて思った人間は、このマンガ読んじゃいけないんだよ。たぶん。
もう13巻まで刊行されていて、私は流し読みながらも、全部読んでいるはずなのに、誰一人として人物像が定まらないのは何故。
で、忘れてたけど、ここにもシンがいました。
設定がまんまボーイズラブの登場人物な絵に描いたような不幸な不良美少年。
「変質的な美少年マニアの女に調教…」この手の小説腐るほど読んだよ。調教したのは女じゃなくて、主に自由業の人だけど。
「僕以外にも何匹もいるんだよ」人間を匹って言ってくれるな。

シンがそれ臭さを増してきたからでもないだろうけど、このマンガの構造ってなんとなくボーイズラブに似てるような気がしました。
精神構造とか、ややこしい感情の成り立ち方とかが。
かゆくなるほど繊細で、傲慢で。そして大げさ。
登場人物がみんな、他人を心配しているように見えても、回り回ると、自分のことしか考えてないんですよね。

複雑に拡大を続ける人間相関図が、あたしにはもう理解できません。
13巻でギブです、ギブ。
posted by 百武晶 at 21:35| Comment(0) | TrackBack(1) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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